胸の大きな方のジャケットの悩み

『既製服のジャケットだと変なシワが出てしまう。』というお悩みです。
胸の大きな方の悩みとして既製服のジャケットのサイズ選びで「サイズを大きくするを肩幅と袖丈が合わない」「脇の下のにシワが入る」など、せっかくのジャケットが台無しになることはありませか。

お直しでは直せないパターンの調整

そもそも胸が大きな方の特徴として平均よりも前身頃の周囲の距離が長いのが特徴です。
バスト寸法に合わせて選んでしまうと後ろ身頃がブカブカ、になってしまいます。
また、袖丈・背肩幅は直せても「前後身頃のバランス調整」はお直しでは対応ができないので注意してください。

胸の大きな身体(胸の張りの強い)に合わせたジャケットの補正

それでは「胸の大きな身体型(胸の張りの強い)」に合わせて
【前身頃】の距離を適正に合わせる
【肩パット】で肩から胸元の調整をする
【胸ダーツ】を胸の大きさに合わせて処理をする
の3つの補正をおこないます。

まずはお客様のからだの採寸に合わせて人体にパットをつけて近づけていきます。

ボディのヌード寸法が85cmのところを今回のお客様に合わせて90cmに調整します。

擬似的に綿と布を使って前身頃のみに「胸の張り」をつけていきます。

何度か調整してヌード寸法を90cmに調整しました。

 

【補正方法】

胸が大きい(張りが強い)= ×バスト周囲が大きい
胸が大きい(張りが強い)= ○前身頃の距離が長い

【補正1】前身頃の距離を補う

 

【補正2】薄い肩パットで調整。
【補正3】身体のシルエットを包むように『胸ダーツ分量』を増やす。
(注)この時に胸ダーツ分量を取りすぎて身体に沿わせすぎると『カチッ』としすぎて「着られている感」がでてしまうので要注意。微妙な“ゆとり分”を残す。

 

調整分をシルクピンで留め付けて確認、微調整して最終的な補正寸法を決めていきます。

ピン打ち状態で最終確認を行います。

 

この後、さらに繊細なパターンメイキングの作業を行い、パタンナーによりお客様だけのパーソナルパターンとしてパターンに反映させていきます。

パターン修正後3~4週間のお仕立て期間にてお客様の心と身体にフィットしたスーツをご提供させていただけますのでたのしみにお待ちいただきます。

一度パーソナルパターンを作成いたしますと、2着目以降はパーソナルパターンを基にデザイン・素材をお選びいただくだけで簡単に着心地のよいスーツをご提供させていただけます。

商品納品後にMyパターンの証書をお送りいたします。
購入ページで『Myパターン』を選択するか、証書の(ppd~)に続く番号をおしらせいただきますとサイズ指定は完了いたします。

既成のスーツに「なにかしっくりこない」方は、ぜひご相談くださいませ。
幅広いデザインとファブリックの組み合わせ、そしてあなたの希望に合わせたパーソナルパターンで仕立てるスーツは毎日のお仕事を輝かせてくれるに違いありません。

レディーススーツのカスタムオーダーメイドはSEWILLがおすすめです。